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今月のOh!ススメ本

熊谷店 「松村」のOh!ススメ本

  • 2017年09月のオススメ本
  • 「その後」の三国志
  • 渡辺精一/監修
  • 価格/734円
熊谷店
松村
三国志は、小説やコミックとして数多くの作品が存在するがその多くは、劉備・関羽・張飛の三人が義兄弟となる「桃園の誓い」から始まって、蜀の丞相となった諸葛孔明が魏との戦いのなかで病死するところで物語としては終わってしまっていたと思う。

「その後」の三国志では、真のドラマは孔明の没後にありとして「その後」の戦いや謀略を詳しく説明していて、小説などではあまり書かれていない蜀の滅亡までの流れと呉が内紛などで自滅していくところが、とても分かり易くなっている。

 自分は、中国の歴史には詳しくなかったので三国志の時代がどの様に統一され、その後どうなったのかも知らなかったが、まさか「三国志」なのに統一したのが魏でも呉でも蜀でもなく、魏を滅ぼした晋であり、その晋も統一後すぐに権力争いで国内が乱れて群雄割拠の戦乱時代に逆戻りしてしまうとは思わなかった。

 その他には、諸葛一族の活躍と破滅が興味深かった。諸葛氏は、魏・呉・蜀のいずれの国においても高位高官に昇る人物を輩出したエリート一族だった。しかし、蜀では諸葛亮が丞相になった後は蜀滅亡の時の戦いで、子も孫も戦死してしまっているし、呉においては、孔明の兄である諸葛瑾が大将軍になり、子の諸葛恪も対魏戦で活躍して大将軍になるが味方に謀殺されてしまう。
 そして、魏では諸葛誕が大将軍になるも、司馬氏の専横に対して反乱を起こし戦死と
どの国でも大きな権力を持つが、最後には破滅してしまうという能力はあっても運の無い残念な一族だったようで、孔明のライバルであった司馬懿の一族が、魏で権力を握り
のちに魏を滅ぼして晋王朝を興したのと比べると、実に対照的だと思った。

 最後に、本書裏表紙より

孔明没後から、魏・蜀・呉の隆盛と滅亡、果ては晋の興亡に至るまで、今まで光の
当たらなかった三国志の「その後」に潜む、大いなるドラマの全てを徹底解説!ようこそ
三国志のさらに深き「その後」の世界へ!
「その後」の三国志
著者渡辺精一/監修
出版社実業之日本社
ISBNコード9784408456805
価格734円
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