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今月のOh!ススメ本

山形店 「笠原」のOh!ススメ本

  • 2016年11月のオススメ本
  • ときめく妖怪図鑑
  • 門賀美央子/文 アマヤギ堂/画 東雅夫/監修
  • 価格/1620円
山形店
笠原
 山と渓谷社の『ときめく図鑑』のシリーズといえば、これまで動植物や星座や化石・鉱物などをテーマにしたものが刊行されており、サイエンス系の本だと思っていたので、この妖怪図鑑が出た時にはたいそう驚きました。そういえば、生物学関連の書籍を中心に出版する文一総合出版のハンドブックのシリーズにも『身近な妖怪ハンドブック』なるものがありましたっけ。そうか、やはり妖怪は実在していたのか!実は私もそれらしきものを見たことがあるんです…。嘘ですけど。
でも、絶対に存在しないということにもなっていない様ですし、もしかしたらこの世にはそういうものが存在するのかもしれないと思って生きた方が楽しいのではないかと私は思います。
 
本書には、怖ろしくもどこか笑いを誘い、なぜか人々に愛されるという、我々が妖怪に抱くイメージぴったりのイラストで50種以上の妖怪が紹介されており、それぞれについて大きさや出没地のほか、参考になるのかどうか不明な、会ったらどれだけ怖いのかという、怖さレベルのようなものまで表示されています。また、民俗学や宗教との妖怪の関わりを学ぶ章や、岩手県遠野市や鳥取県の水木しげるロードといった全国各地の妖怪名所リストも収録。さらに、妖怪民芸品の紹介や、本書の監修を務める文芸評論家の東雅夫さん推奨の妖怪文芸ブックガイドなどもあり、様々な方向から妖怪と触れ合うことができる内容になっています。
ひとたび本書を手にとれば、たちまちのうちにその妖しく怪しい世界に引き込まれてしまうことでしょう。そして、これだけ紹介されているのだったら、やはり妖怪は実在するのかもしれない、いや、絶対にいるはずだと確信するようになり、いつしか妖怪に出会い触れ合うことを切望するようになり、やがてはどこかに妖怪はいないものかと妖怪を求めて彷徨い歩く人々の群れが百鬼夜行のごとく…みたいなことはないとは思いますが、とにかく、妖怪にときめいて憧れてしまう本なのです。実際、私は妖怪を探しに行ってしまいたくなりました。もうそのまま帰って来るなとか言われようとも。
話を本に戻すと、本書では人間が古来よりどのように妖怪と関わってきたか、そして現代における妖怪の役割についても言及されています。妖怪から世の中を考える、そんな使い方もできる本ともいえましょう。ぜひぜひあなたの本棚へ。

本書と同じく、妖怪絵師・アマヤギ堂さんがイラストを手がけた2017年版カレンダー『ときめく妖怪暦』も発売されているので、こちらもぜひ。妖怪たちとともに、素敵な一年を過ごせますよ。
ときめく妖怪図鑑
著者門賀美央子/文 アマヤギ堂/画 東雅夫/監修
出版社山と溪谷社
ISBNコード9784635202305
価格1620円
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