藤枝東店 「小林」のOh!ススメ本

わざわざゾンビを殺す人間なんていない。
2018年04月のオススメ本
わざわざゾンビを殺す人間なんていない。
小林泰三/著
価格/1404円
品出しをしている時に、ふと目に留まったのが、「わざわざゾンビを殺す人間なんていない。」でした。
表紙のインパクトもありましたが「一迅社が文芸書を出している、しかもゾンビ物!?」
ずっと気になっていたので、読んでみる事に。

人類や生物の大半がウイルスに侵され、死ねば誰もが活性化遺体になる世界。家畜ゾンビが施設で管理され、野良ゾンビが徘徊する日常のなか、とある細胞活性化研究者が、画期的な研究を発表しようとしたその夜 密室の中で突然ゾンビ化してしまう。彼はいつ死んだのか?どうやってゾンビになったのか?騒然とする現場にあらわれたのは、謎の女探偵・八つ頭瑠璃。
様々な危機に遭いながらも、彼女が捜しているもう一つの真相とともに、物語は衝撃的な
ラストへと向かっていく。

ゾンビと言えば人を襲い食べるというのは定番ですが、この物語の世界では
家畜も死ねばゾンビになってしまう為、肉の食糧難が起こりその解決策としてゾンビ肉を
食べるというのは衝撃的でしたし、街に徘徊する野良ゾンビに襲い掛かり踊り食いをする
ゾンビイーターなる強者たちまで登場しさらには生きている人間を部分的にゾンビにした
パーシャルゾンビまで・・・作者のこの発想凄すぎます。
犯人や謎解きにに関してはゾンビの設定や瑠璃の正体に比べるとちょっとあっさりしているように感じたし出来たらもう少しムムムッとなるような展開だったらと思いましたがとても楽しめましたしラスト後に少し涙ぐんでしまいました。
読み終わってみてぜひとも映像化して欲しいと思いました。(特に踊り食いのシーンを)
作中少しグロイ表現があるので、読まれるときにはご注意を。

次は、この方のどれを読んでみようかな。そういえば、あの芥川賞作家さんもゾンビ物を
書いていたなぁ。
店舗の在庫状況をお知りになりたい方は、お電話にてご確認ください。
戻る PC版