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本 蒼天見ゆ |
著者 | 葉室麟/著 |
出版社 | KADOKAWA |
ISBNコード | 9784041029589 |
価格 | 1836円 |
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[要旨]
日本中が開国と攘夷に揺れる時世。九州、筑前の秋月藩執政・臼井亘理は、秋月藩の生き残りを図り西洋式兵術を導入、新政府要人と面談し、藩への信頼を取り付けた。だが国許では、時局の変化に機敏に対応する亘理に対して「変節漢」であると反発が増していた。そしてある夜、襲撃され、亘理は妻と共に凶刃に斃れた。藩の措置は一方的で、臼井家に対して徹底して冷酷であった。息子の臼井六郎は復讐を固く誓うが、“仇討禁止令”の発布により、武士の世では美風とされた仇討ちが禁じられてしまう。おのれは何をなすべきか。それを見定めるため上京した六郎は、仇である一瀬直久の消息を知り―。
[出版社商品紹介]
元秋月藩士の父、そして母までも惨殺された臼井六郎は、固く仇討ちを誓う。しかし武士の世では美風とされた仇討ちが、明治に入ると禁じられてしまう。おのれは何をなすべきなのか。六郎が下した決断とは?